「これといって好きなモノがないんだよな。」
「価値観とか言われても良くわからない。」
こんな疑問を解決します。
「好きなことや夢中になれるものがない」と、思っている方が、好きなものを見つけるのが今回の記事の内容です。
「好きなものがない……」
本当にそうでしょうか?
例えば……
- 好きな食べ物はないですか?
- 好きな車はないですか?
- ついつい見てしまうyoutubeはないですか?
「自分には好きなものなんてない!」という場合、気づいていないことも多いのです。
そこで、今回は、自分が好きなことや大切にしていることを知るためのエクササイズについて紹介していきたいと思います。
今回紹介するエクササイズは、「私は、〇〇です。」と〇〇に当てはまることをひたすら書いていくという方法です。
なんだそんなことか……
と思ったかもしれませんが、実はこれ意外と効果があるんです。
「自分にはそんな特別好きなことがない」と思っている方には特に効果が絶大ですので是非最後までご覧くださいね。
好きとはなにか…
まず「好き」とはなんでしょうか?
考えてみましょう。
「好き」とは、特定の対象に対して特別な魅力や価値を感じる感情であり、その理由は個々の体験や価値観に大きく依存します。
対象が人であれ物であれ、あるいは活動であれ、その対象に対して特別な魅力を感じる状態を指します。
この感情は人間を豊かにし、日常生活に喜びをもたらします。
もうひとつ。
好きとは名詞です。
得意なことは動詞です。
「嫌い」とは?
逆に「嫌い」とは、特定の対象に対して不快や否定的な感情を抱く状態を指します。
この感情も個々の体験や価値観に大きく依存し、何を「嫌い」と感じるかは人それぞれです。
対象が人であれ物であれ、あるいは活動であれ、その対象に対して特別に嫌悪感を抱くことがあります。
この感情は人間にとって避けたいものや距離を置きたいものを明確にし、日常生活において重要な役割を果たします。
「好き」と「価値観」
「好き」という感情は、個々の価値観と深く結びついています。
価値観ってなに?
価値観については、過去の記事で詳しく解説していますので興味のある方は是非ご覧ください。
【徹底解説】価値観とは「人生で大切なこと」!!簡単にわかりやすく説明!!
人それぞれが経験してきた出来事や育ってきた環境によって、何を「好き」と感じるかは大きく異なります。
例えば、チョコレートがあります。
ある人はチョコレートの甘さや口溶けの良さや甘さを「好き」と感じ、その味わいに喜びを見出します。
一方で、別の人はチョコレートの甘さが過剰だと感じたり、健康面での懸念から「嫌い」と感じるかもしれません。
同じチョコレートという対象に対しても、このように感じ方が異なるのは、個々の価値観や経験が異なるためです。
どちらが良くてどちらが悪いということではありません。
これが重要です。
もう一つ例を出してみましょう。
「好き」を「価値観」という視点で見てみましょう。
例えば、組織の中では、効率性を重視する人もいれば、公平性を重視する人もいます。
効率性を重視する人は、仕事のスピードや成果物の質、リソースの最適な利用に重点を置きます。
彼らは、いかにして迅速かつ効果的に目標を達成できるかを考え、無駄を省くことに注力します。
一方、公平性を重視する人は、各メンバーが平等に扱われ、同じ機会を与えられることに重点を置きます。
彼らは、組織内での不平等や不公平を排除することを目指し、公正な評価や処遇を重視します。
このように、異なる価値観を持つ人々が同じ組織に存在することで、多様な視点が生まれ、組織の成長と発展に寄与します。
しかし、多くの人は、自分が効率性や公平性を重視しているとは気づいていないことが多いです。
日常生活や職場での行動や決定に影響を与えるこれらの価値観は、無意識のうちに形成されることが多く、意識的に認識されることは少ないです。
そのため、自分の行動や選択の背後にある価値観を理解することは、自分自身をより深く知るための重要なステップです。
仕事の価値観については過去の記事で解説しているので興味のある方は是非ご覧ください。
仕事の価値観を理解し、価値観の違いを乗り越える方法を徹底解説!!
自分の好きを知ることが最初のステップ
公平性や効率性などは、気づきにくい部分かもしれませんが、好きを見つけるのは最初のステップとしておススメです。
「好き」はついつい行動にでているからです。
気づかないうちに、私たちは「好き」なものに時間とエネルギーを費やしています。
「好き」という感情は私たちの行動や選択に大きな影響を与えているのです。
「好き」を見つけていくことは、実は自分の価値観を見つけていくことに繋がります。
好きの背景には価値観が潜んでいる
何を「好き」と感じるかは、自分が大切にしている価値や考え方が反映されています。
例えば、自然が好きな人は、環境保護や持続可能性に価値を見出しているかもしれません。
アートや音楽が好きな人は、創造性や表現の自由を重視している可能性があります。
効率性を重視する人が仕事のスピードや結果に喜びを感じるのは、その背後に効率を重要視する価値観があるからです。
そのため、自分が何を「好き」と感じるかを探ることは、自分の価値観を理解するための第一歩なのです。
自分の「好き」を追求し、それに基づいた行動や選択をすることで、より満足感のある人生を送ることができるでしょう。
このように、価値観が「好き」という感情を形成し、それがさらに個々の人生を豊かにする要素となっています。
なぜ、これといって好きなものがないのか
まず、なぜ好きなものがないと思ってしまうのでしょう。
理由はたくさんあると思いますが、幼少期の頃、長男や長女が「あなたは、おにいちゃん(おねえちゃん)なんだから我慢してね」と言われ、自分の感情を抑える癖がついてしまった場合に特に多くなるそうです。
長男長女の方は要注意!!
では、次に自分の好きなことがわからないデメリットとメリットを見てみましょう。
自分の好きなことがわからないデメリット
自分が何が好きかわからない場合、以下のようなデメリットが発生する可能性があります。
- 時間とお金をムダに使ってしまうことがある。
- 自分に合わない仕事や活動を選んでしまうことがある。
- 自分にとって本当に大切なことを見落としてしまうことがある。
- 自分の内面を理解することができず、自己肯定感が低下することがある。
心当たりはありませんか?
次は、自分が好きなものを見つけるメリットを考えてみましょう。
自分が好きなものを見つけるメリット
より自分らしい人生を送ることができる
自分が本当に好きなことや興味のあることを見つけることで、自分らしい人生を送ることができます。
自分のパーソナリティーや価値観に合った活動をすることで、より充実感のある人生を送ることができます。
過去に別の記事でも詳しく解説していますので興味のある方は是非ご覧ください。
【必見】他人と比べてしまう癖をやめたい……原因と対処法を解説します
やりたいことが明確になり、目標を持つことができる
好きなことや興味のあることを見つけることで、やりたいことが明確になり、自分にとっての目標を持つことができます。
自分が本当にやりたいことに向かって、目標を設定し、行動することで、より充実感のある人生を送ることができます。
過去に別の記事でも詳しく解説していますので興味のある方は是非ご覧ください。
自分にとって重要なことを見つけ出すことができる
好きなことや興味のあることを見つけることで、自分にとって何が本当に重要なのかを見つけ出すことができます。
自分が本当に大切にしていることに気づき、それに向かって行動することで、より充実感のある人生を送ることができます。
他の人とのコミュニケーションが広がる
自分が本当に好きなことや興味のあることを知っていることで、共通の価値観の人とのコミュニケーションが促進されます。
共通の趣味や興味を持つ人々との交流が増え、新しい出会いやチャンスが広がるかもしれません。
コミュニケーションについては、過去の記事でも詳しく解説していますので興味のある方は是非ご覧ください。
コミュニケーション能力を高める方法を徹底解説!価値観理解から実践テクニックまで!
価値観の違いを乗り越える!相互理解とアサーションの実践ガイド!
価値観を明確化することは人間関係にも良い影響があります。
こちらの記事で詳しく解説していますので興味のある方は是非ご覧ください。
より豊かな人生を送ることができる
自分が本当に好きなことや興味のあることを見つけることで、より豊かな人生を送ることができます。
自分が本当にやりたいことに向かって、自分らしい人生を送ることで、充実感のある人生を送ることができます。
過去に価値観を明確化することについて記事にしていますので、興味のある方は是非ご覧ください。
好きなものや自分の価値観を見つける方法
それでは、自分の好きなものを探す方法について解説していきます。
今回ご紹介するのは……
「私は〇〇です。」
と書くだけです。
詳しく解説していきますね。
「私は〇〇です。」と1日5個書いてみる
①記録するものを準備する。
ノートでもスマホのメモでも良いですが、毎回同じものに記録しておきましょう。
見返すときに楽です。
②「私は〇〇です。」と5個書く
〇〇の部分はポジティブな内容にしてください。
好きなこと、気持ち良いこと、嬉しかったこと等。
例えば……
- 「私は、卵焼きが好きです。」
- 「私は、つい動物の動画を見てしまいます。」
- 「私は、床に落ちているほこりや髪の毛が気になります。」
- 「私は、山を見るのが好きです。」
- 「私は、ゲームが好きです。」
こんな感じです。
③2週間続ける
2週間頑張って続けてみましょう。
④ランキング作成
2週間後、書いた内容をまとめます。
似ているものは一つにまとめて、多く出てきたことや自分が重要だと思うものをランキングにします。
そして、ランキングの上位にあるものが、「あなたのすきなもの(こと)」です。
注意点
ネガティブなことは書かない
例えば「私は横断歩道を渡ろうとしていたのに止まらない車にイラっとした。」など、悲しい、怒りの感情が伴うことは書かないようにしましょう。
自分の悪いところを見つけているような気持になり、自己肯定感が低下する恐れがあります。
書きすぎない
1日5個が難しければ3個でも良いです。
ただし5個以上はやめましょう。
これは、最初に頑張りすぎて、後で続かなくなる可能性があるからです。
2週間ほど続けてみましょう。
めんどくさいなあと思っても2週間は続けてみましょう。
素直に「好き」や「楽しい」などポジティブに感じたことを書きましょう。
「これは、こうあるべき」などの”べき論”などではなく、直感的に感じたことを書いていきましょう。
価値観を見つけるブログでは、価値観の基礎知識、価値観の見つけ方、価値観の活かし方の3カテゴリーから価値観について知識技術を発信しています。
価値観について、興味を持っていただけましたら是非他のカテゴリーの記事も是非読んでみてください。
まとめ
今回は、自分のすきなもの(こと)を見つける方法、「私は〇〇です。」と書く方法について解説してきました。
とても簡単な方法ですので、「自分の好きなことがわからない」と思っている方は是非試してみください。
そのほかにも、自分の価値観を探したりする方法について解説しているのでよかったら参考にしてみくださいね。